歯周病とは歯を支えている歯のまわりの歯肉と歯槽骨に発生する病気です。主な原因は歯につく汚れと細菌です。それによって歯肉に炎症を起こし、
進行すると歯のまわりの骨(歯槽骨)を溶かしていきます。他にも、歯並び、喫煙、ストレス、歯ぎしり、くいしばりなどいろいろな複合的原因によって進行していきます。
一般的に、歯槽膿漏と呼ばれている歯周病は、あまり自覚症状がなく進行し、歯が動いてきたり腫れてくるなどの自覚症状が現れた時には、かなり重症になっているという病気です。
歯肉炎〜初期歯周病
この時期は病変が歯肉だけに発症しているか、ほんのわずか歯槽骨に及んでいる時期です。思春期や妊娠中から生じる事もあり、ほとんど自覚症状はなく歯肉が少し腫れて歯ブラシを当てると出血する程度です。
●正常な歯肉
●初期の歯周病
中期〜後期歯周病
病気が進行して歯槽骨まで溶かしている状態で重症になると歯が動いてきたり、膿み(うみ)が出たりします。
このようになると場合によっては歯を抜くことになります。初期から少しづつ進行してこの状態になるまではかなりの年月がかかっています。
●中期の歯周病
●中期の歯周病2
●後期の歯周病
●後期の歯周病2